asaのブログ

プログラミングの勉強まとめ

コンピュータ・グラフィックスの動向 SIGGRAPH2017から

 コンピュータ・グラフィックスの世界的な祭典・会議SIGGRAPHがそういえば今日閉幕しました。今年SIGGRAPH Awardを受賞した人達を紹介しつつ、最近のコンピュータ・グラフィックスの動向を見たみたいと思います。

 

www.siggraph.org

 

1.Jessica Hodgines

 カーネーギー・メロン大学教授。直近ではディズニー研究所に在籍。キャラクター・アニメーションの分野に多大な貢献をした。動きに着目した研究でキャラクターや物体に対して非常に滑らかな動きを与えることに成功し、さらにその滑らかな動きをロボット工学にも応用した。

 生涯を通してコンピュータ・グラフィックスに貢献した人に送られるThe  Steaven A Coons賞を受賞されました。過去にこの賞を受賞された人を見るといずれも伝説級の人達ばかりです。サザーランド教授、ベジエ曲線を開発したベジエ、エド・キャットムル等が受賞しています。

 たしかに著作の量も活動の活発さも人並み外れた活躍をしています。

 論文:Disney Research » Jessica Hodgins

    https://scholar.google.com/citations?user=vswo4rQAAAAJ&hl=en

 

2.Ramesh Raskar

 MITのメディア・ラボに在籍。瞳の屈折をスマートフォンで診断できるEyeNetra等を開発。一秒間に一兆回捕らえることができるカメラを開発し、光の動きを正確に捉えることに成功した。

Overview ‹ Ramesh Raskar — MIT Media Lab

 

3.Bernd Bickel

 コンピュータ・グラフィックスにおける新人賞を受賞。顔の構造や動きのモデリングに対して新技術を導入し、素早く3Dとしてモデル化することを可能にした。物体の構造、特徴、概観をモデリングする技術は工業分野にも応用された。

 

 概括

 このほかに優秀な博士論文に送られる賞や、アーティストに送られる賞などが授与されました。全体を通してみると、物体のとくに”動き”を分析し、精緻に再現するような研究が目立ちました。

 CGの分野は十分に成熟したものと思っていましたが、これだけ優秀な人達を以ってしてもいまだ研究が尽きないあたり、人間や物体の動きにはまだまだ学ぶところがあるようです。